2016年06月01日
熊本地震について
まず、こんな記事を書きながら現地には行けていません。本当の現状、被災した方の大変さは、実際に自信を体験しないとわからないと思います。確かに、20ぐらい前に阪神大震災の余震は経験しましたし、現地も見てきました。しかし、その被害の感じ方は、その人それぞれ違うと思います。が、ニュースなどからどんなふうに感じたかを勝手に書かせていただきます。
まず、木造住宅の倒壊が目立ちます。震度7以上に地震に何度か見舞われると、木造住宅は倒壊してしまう可能性が高いですね。ニュースなどでは新耐震基準以前の建物の倒壊が多いと言っていますが、やはり木造住宅は直下型の地震には耐えられないのではないでしょうか?
ただ、建物を建てる方が、こだわりを持つことで変わることもあるのではないでしょうか?
ぼくは、木造の設計もしますが、耐力壁を構造用合板で打ち付けることはしません。なぜか、地震の時、ビスなり釘なりで合板を打ち付けた耐力壁は、一度の大きな地震でビスなどが緩むと耐力壁の強度を保てていないのではないかと思うからです。なので、自社の設計の木造住宅の耐力壁は筋違にしています。なぜかというと、筋違ならばビスが緩んでもそこにある限り、筋違として建物が倒壊しないように強度を保ってくれると考えるからです。僕は、大きな地震にも、今の基準で木造でも2階建てまでならば、倒壊しないと思っています。ただ、それ以上建物に安心を求めるのであれば、やはり重量鉄骨造でしょう。
鉄骨と言って、軽量鉄骨造が、仲間のように言われるのが納得できませんが全く違います。特に今回の地震で学生寮が倒壊しましたが重量鉄骨造ならもちろん、木造でも倒壊しなかったのではないかと思っています。それぐらい高価なだけで強度の無い他店のが軽量鉄骨造だと思っています。一般の方々には、区別がつかないと思いますが、簡単にいうと、柱の鋼板の厚さが9mm以上からが重量鉄骨造だと思っていただきたい。鉄鋼メーカーの基準では、9mm以下は軽量鉄骨です。(いろいろ規定はありますが・・・)住宅メーカーが行っている鉄骨造はすべて軽量鉄骨造です。
倒壊した学生寮の軽量鉄骨造がなぜ問題にならないのか疑問で仕方ありません。
また、コンクリート造も大きな被害を受けました。宇土市役所などは教科書どおりの壊れ方をしていました。コンクリート造は強度が強いと思われがちですが、地震などの揺れには重量鉄骨造のようにしなって壊れるのを防ぐことも大事なことがよくわかります。
鉄は、曲げても元に戻ることができます。鉄の物差しなどを曲げても元に戻りますよね。建物にもしなやかさが重要です。あまり専門的に言いたくありませんが、弾性変形の材料を使用しているのは鉄骨造だけです。
ですから、もっと重量鉄骨造が脚光を浴びていいのではないかと思っています。世界的に見ても、地震大国日本だからこそ発展してきた技術です。確かに木造に比べて高価かもしれません。しかし、住宅メーカーで新築するのであれば、同じ費用以下で重量鉄骨造が建てられます。ただし、コーア建設であればですけど・・・。
自社が重量鉄骨造を皆様に知っていただけるほど宣伝できないこと、また、たくさんの現場を一度に抱えられないことなど理由は様々ですが、せっかくこのホームページを見つけ、自社を知っていただいた方には少しでも重量鉄骨造をご理解いただきたいです。
重量鉄骨造は、本当に、地震に対して強い建物だと思います。ホームページやブログを見るだけでなく、地震に強い家に興味のある方は、自社のご連絡ください。必ず重量鉄骨造の家に住みたくなりますよ。
2016年01月11日
あけましておめでとうございます
自社のことではないですが、建築業界は昨年もいろんなことがありました。一番大きかったのは、杭工事の偽造問題です。
まあ、予想通り最終的には、構造設計に問題があったようですが、世間で話題になっている間にあまり過激な発言をしてはまずいかなぁ~と思い、少し言いたい放題のブログは自粛していました。
今回の問題の個人的な感想は、建築業界大手企業って何やっているのかわからないなぁ~ということにつきます。住宅メーカーなどのことを
今まで書いてきましたが、大手ゼネコンまで今回のようなことをして全体を把握できていないんだということを実感しました。
簡単にいえば、技術者不足、何をしてはいけないかがわかっていないということに尽きるのではないでしょうか?行政も、杭の報告書の偽造を見つけることに終始し、鬼の首を取ったように会見を開いていましたが、検査したのはあなたたちですよね。民間の機関が検査していても資料は持っているのだから、少なからず責任はあると思うのですが・・・。そういうことも含め業界の中で専門家が不足しているように思えます。
今回の杭工事の工法も当時は新工法を採用し、建物の沈下につながったわけですが、経験と知識の不足から、この工法は問題ないのか
判断できていない、また、不安があるため採用しない等の判断ができていなんのだと思います。
やはり、実績のない工法や材料を使うことには慎重にならなければと、再度認識しました。以前も書いていますが、住宅メーカーの新工法
などには注意すべきです。公共事業やマンションなど被害が大きい場合は、大きな問題になり、国も動いてくれますが、一戸建ての住宅ではなかなかそうはいきません。しかし、建てた本人にとっては、一生に一度の大きな買い物です。やはり、長い実績のある工法や材料も見直すべきでしょう。新しいものがすべて悪いわけではありません。住宅の外壁は、最近窯業系サイディングがかなり使用されています。出始めの頃は、やはり問題もありました。まだ問題はあるかもしれませんが、10年、15年経って、本当によい材料になってきたと思います。
但し、基本的な建物の構造については、新しい工法を採用するべきなのか疑問は残ります。やはり、安心なのは木造・重量鉄骨造・コンクリート構造でしょう。(木造は、在来工法に限定したいところですが)これらの工法は、公共事業にも採用され長年発展・進化してきました。しかし、
軽量鉄骨造やプレキャストコンクリート工法(〇年住宅など)は、建物の構造としての歴史も浅く、公共事業などで採用されることもないため
見直されてきていません。あえて、この工法で住宅を建てる必要があるのか疑問が残ります。
なぜ、こんな話題にしたかというと、昨年末からリフォームをしているお宅が、プレキャストコンクリート工法(以下PC工法)の住宅で、改装の為解体してみるとたくさんの問題が発生しています。木造の在来工法や重量鉄骨造であればまったく問題にならないことが理由で、お施主様の思い通りに施工できなかったり、構造的に問題が発生するため、補強したくても工法が特殊なため補強できないなどなど、軽量鉄骨造やPC工法は高価なのに、将来のリフォームなどには完全に不向きな建物ですね。また、改装中に思ったことはPC版の強度の問題です。
何十年か経過したのち、PC版の強度は保たれているのか?コンクリートの強度も見直されてきている昨今、一部の建物にしか使用されていないPC版の強度の経年劣化をだれか確認しているのでしょうか?このようなことが公共事業で採用されていない工法の問題点でもあるのではないでしょうか?重量鉄骨造やRC造は、何年かごとに基準が改定されてきています。もちろん、実績も長いです。木造に至っては、だいぶ変わってきてはいますが、日本古来の工法で1000年以上の歴史があります。歴史あるもの長く採用されているものには理由があるのではないでしょうか?新築をお考えの方は、頭の片隅に覚えていていただけると幸いです。まあ、一番いいのはこのブログを見て自社にご相談いただけることですが・・・。
年始のあいさつの後、長々と余計な話を書きましたが、杭の偽造問題から新工法についての疑問などを思っているところに、〇年住宅が操業40年とかCMでいっているのか気になり、地震に無傷というコピーなど、一般の方々に誤解させるのがうまいなぁ~という感想から
久々に余計な話を書いてみました。どのように思うかは、読者様しだいです。あくまでも個人的な感想なので・・・。
今年もよろしくお願いします。
2015年09月14日
久々のひとりごと
今回の洪水被害でかなりの住宅が浸水し、流されてしまいました。その中で、へーベルハウスの家が流されなかったと評価されている風潮が
ありますが、確かに周囲の木造住宅より、強度があったのでしょう。それは評価すべきことだと思います。しかし、その建物の構造よりも
重量鉄骨造のほうが強度が強いということを声を大にして言いたい、今日この頃です。
まず第一に重量鉄骨造は、基礎の大きさ、埋め込み深さが倍以上の大きさなので、同じ状況であったとしても流されていないと思います。
仮定の話と笑う方もいると思いますが、東北の地震の時に3階まで津波に呑まれた消防署が、壁は流されましたが建物の構造体は
無事だった映像をたくさんの方が見ていると思います。あの地震でたくさんお方がなくなっているので不謹慎に思う方もいるかもしれませんが
建物が流されないという意味では、まさにあの消防署が証明してくれていると思います。
今回の洪水で木造住宅がたくさん流されました。流されなかったへーベルハウスは木造より頑固な建物でしたが、それ以上に強度のある建物が重量鉄骨造だと自信を持って言えます。なぜ、もっと重量鉄骨造が見直されないのか不思議でなりません。自分たちのアピールが足りないことも承知しています。言い訳ですが、大手ハウスメーカーの広告力には資金力で全くかないません。地道にホームページなどで
アピールして頑張りますが、できるだけたくさんの方々に重量鉄骨造の住宅を知っていただきたい。
天災の時、非難する公共の体育館や市民ホールなどは、ほとんど重量鉄骨造です。避難場所に指定される建物と同じ構造の建物に住めることほど安心なことはないと思いますが・・・。と言っても建物の立地なども影響するので避難しなくていいわけではないですよ。
ただ、あのような被害の映像を見ると重量鉄骨造の住宅ならば流されずに済んだのではないか、助かる命があったのではないかと思えてなりません。たらればの話ですが、自分の無力さも感じます。
でも、考え方を変えれば、コーア建設のホームページを見ている方は、ラッキーですよね。重量鉄骨造を知っているのだから、
ぜひ、自分の住宅を建てるときには重量鉄骨造を選択肢の一つに加えてください。建築費用が高いイメージが先行していますが、
住宅メーカーの家よりリーズナブルに建てることもできます。ましてや、メーカーの軽量鉄骨造と施工費用を比べていただければ、
数百万円安価にできることも多々あります。(相見積もりになり同じ仕様で比べた場合)
重量鉄骨造に興味をお持ちの方は、ぜひコーア建設までご連絡ください。
久々でも相変わらず言いたいことだけを書いていますが、重量鉄骨造の建物の構造を見たことない方は一度見てください。
現在、静岡県沼津市で1件、熱海市で1件建築中、来月には函南町で重量鉄骨造2階建ての住宅の建て方があります。
コーアのブログも更新遅れていますが、宜しくお願いします。
2014年05月23日
ひとりごと
というのも、たくさんの方々が鉄骨に興味を持っていただけているようで、自社のブログの検索内容も、重量鉄骨の内容ばかり、
まあ、明らかに建築関係の人たちだろうという専門用語の検索も多いですが、それでも、重量鉄骨造に関心が寄せられることは喜ばしいことです。また、自社の受注も、この後重量鉄骨造3階建の住宅が3件決まっています。
大手住宅メーカーが、鉄骨造をたくさん宣伝しているからかもしれませんが、重量鉄骨造に興味を持ったら、コーア建設に相談してほしいなぁと思う今日この頃です。
自社事務所の近く、また本社の近くでも大手住宅メーカーが、彼らの言う鉄骨造で建てていますが、構造体を見ると高い工事代金を払って建てる建物とは僕には思えません。基礎は、木造と変わらず、柱、梁に至っては、サイズなどは木造より少し大きいですが、穴だらけ・・・。
あの構造で、強度があるのであれば、自社の施工する重量鉄骨造ってどれだけ強いのかわからないぐらいです。
また、地震に強いとCMしている会社の建物も、大震災(阪神・東北)の起きた場所に建っていたわけではないのに、地震に無傷って謳っちゃいますから、一般の方には、本当に強い建物のように思えますよね。同じ条件ならば、自社の建物も地震に無傷ですけど・・・(笑)
その会社の建物も、実際は地震に強いのかわかりません。パネルは確かに強度のあるものでしょう。でも、パネルを止める方法と材料が
同じように強度があるのでしょうか?軽量鉄骨造のパネルと一緒で、ジョイント部分で破壊したりしないのか疑問に思います。
あのパネルの構造が、本当に地震に無傷であれば公共の建物にも採用すべきですし、実際に採用されているはずです。
ちょっと、調子に乗りすぎたのこの辺にしますが、鉄骨造に興味があれば、施工費の高いメーカーではなく、公共建物と同じ構造の
重量鉄骨造でお考えいただきたいですね。近所で建てている住宅メーカーの鉄骨造を見るとお施主さんがかわいそうに思えてしまい
少し調子に乗って書いてしまいましたが、あくまでもひとりごとということで・・・。
重量鉄骨造について、疑問・相談等あれば、コーア建設にご相談ください。
2013年10月24日
2013年10月12日
ひとりごと
9月30日までに建物の契約をした場合は、4月1日以降の引き渡しであっても、消費税5パーセントという特例もあり、
駆け込み需要などと言われていますが、駆け込み需要があったのは住宅メーカーみたいですね。
確かに、自社も9月、10月と忙しくなってきました。消費税の駆け込みだけで忙しくなったというイメージはあまりありません。
しかし、住宅メーカーは、消費税の駆け込みに便乗し、1年後、2年後長いところでは3年後の契約までしてしまったところがあるようです。
ほんとにいいのでしょうか?1年後ならば、まだ建物の計画を慎重にしているお施主様ではありえるかもしれません。
でも、2年後、3年後では生活環境も変わる可能性もあります。また、建物の計画も全く進まずに契約して、あとで思いもよらない建物の計画だったり、工事金額だったらどうするのでしょう?
消費税は関係ありませんが、以前よく考えずに工事契約をしてしまったが、担当者が信用できず契約を解除したいができるのかなど相談を受けたことが、何度かあります。
誤解している方も多いのですが、契約は解除できます。ただし、違約金などがかかる場合が多いです。しかし、一生に一度の大事な自分の家を建てるのです。納得いかなければ、もう一度、考え直すのことも必要です。
なんだか不安だけど、契約しちゃったから家を建てなきゃと思って建てるものではありません。
相談を受けた中で、違約金がもったいないからとそのまま契約通り家を建てた方もいます。
また、契約を解除し、自社で家を建てた方もいます。
今回は何を言いたいかというと、契約してしまったからといって、あきらめて大事な家を不安なまま建ててしまうのではなく、もう一度考え直すチャンスはありますよ。ということを皆さんに知ってもらいたかったのです。
きっと、この後1年間ぐらいそのような相談が舞い込んでくるでしょう。でも、どこに相談していいのかわからない方もいるはずです。
家を建てるとき建築業者を決めるのは、すごく難しいと思います。どれだけご協力できるかわかりませんが、住宅の新築を契約してしまったが
考え直したいなど、お悩みの方、気兼ねなくご相談ください。
2013年06月25日
重量鉄骨造についてのひとりごと!!
反響もそこそこありまして、ホームページから問い合わせが何件か届いています。みなさん、重量鉄骨造に興味を持ち、連絡をいただいて
お話をさせていただいています。実際、ホームページから何件か重量鉄骨造の住宅の新築工事を請け負わせていただいていますが、
お会いして話をさせていただければ伝わることが文章だけではなかなか伝わらないのかなぁ~と思いつつ、少しでも興味を持っていただけることには喜びを感じています。
とくに、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違いについては、もっとたくさんの方たちに知ってもらえればと思いながら、まだまだ努力が足りないと感じます。
僕の説明も悪いかもしれませんが、鉄骨の厚さや大きさが違うのはもちろんなのですが、基礎の大きさ、強さ、埋め込み深さについて
説明が足りなかったかもしれません。住宅メーカーで建てる鉄骨造(軽量鉄骨造と重量鉄骨造モドキ)は、基礎が木造とほぼ変わりません。
また、地震に強いとCMしている業者のコンクリートパネル工法も同様です。上屋が強いことは、木造に比べて高額なので当たり前だと思いますが、もう少し基礎部分にも着目していただきたいと思います。自社のホームページ『重量鉄骨造と木造、こんな違いがあります』を見ていただけるとわかりやすいと思いますが、木造と重量鉄骨造では基礎の大きさが全く違います。もし、住宅メーカーなどが言うように彼らが建てる建物が木造よりも数倍強いならば、なぜ、基礎は木造と変わらないのでしょうか?建物を支える一番元の部分が変わらないのに建物が強いと言えるのか疑問でなりません。もちろん、木造が弱いとか悪いというつもりではないです。木造は、計算上ベタ基礎で十分強度を保てています。しかし、上屋が、木造以上に強いのならば、その強度に見合うだけ大きく、深くなるべきではないかと思います。
また、基礎の強さだけでなく上屋と基礎の接続も木造と同じような太さのアンカーボルトです。何度もコーアのブログでご紹介していますが
重量鉄骨造のアンカーボルトは、3階建ての住宅で柱一本につき32mmの鉄棒が8本で接合します。アンカーボルトの太さの違いだけでも写真で見てください。メーカーの言う鉄骨造と重量鉄骨造は基礎だけでもかなり違いがあります。
今回は基礎の話に絞って書きましたが、鉄骨の接合方法など説明が足りていないことがいっぱいあります。そちらはまたの機会に・・・。
先の地震によって、多くの方々が鉄骨造に興味を持っていただいていることは本当にうれしく思います。
でも、せっかく高額の工事代金を支払って、木造のより強度のない建物では・・・・。
住宅メーカーで鉄骨造を考えていた方が、予算が合わずに自社に相談に来ることが多いですが、必ず住宅メーカー以下の予算で重量鉄骨造の建物を提案しています。木造で建てるよりも鉄骨造は高額です。しかし、住宅メーカーで提示される金額であきらめないでください。
コーア建設ならば必ず住宅メーカーが提示する金額よりもリーズナブルな金額で、より丈夫な家をご提案させていただきます。
鉄骨造に興味がある方、住宅メーカにだけで見積もりのではなく、一度コーア建設にご相談ください。必ずお役にたちます。
2013年04月26日
また不思議な構造が出てきました
CMやホームページ見た限りでは重量鉄骨造でもなんでもない木造の考え方ですよね?
柱の位置を自由に変えられるみたいですが、構造的にどうなのでしょう?大手住宅メーカーの商品なので構造的な情報は全くわかりませんが、僕的には不安がいっぱいです。
鉄骨部材が角パイプで2.5mも持ち出すなんて、丈夫な建物ができると思いません。
重量鉄骨の柱コラム☐ー250x250x12ぐらいの部材でブラケットを溶接し、剛接合にするのならば問題ないと思いますが、角パイプでは2.5mの持ち出しに部材の強度が耐えられないように思います。また、確かに重量鉄骨造は柱の位置に制限があるかもしれませんが、持ち出し(オーバーハング)などはもちろん従来の重量鉄骨造でも可能ですし、将来の改装工事の時などは、周囲の柱・梁以外制限なく改装できます。従来の重量鉄骨造こそフレキシブルだと思います
。
ましてや、柱の位置の制限こそ建築士の設計の見せ所でしょう。
個人的な見解なので、正しいかどうかわかりませんが、地震が頻繁に起きて皆さんが不安でいっぱいの時に、なぜこんな構造の建物を出すのかよくわかりません。
とにかく、住宅メーカーの作る軽量鉄骨造(メーカーは重量鉄骨といってる場合も多いですが・・・)は疑問がいっぱいです。
象をフレームの上に乗せたり、ブルドーザー乗せたり、ほかのメーカーでも100mmの角パイプを4つ集めて重量鉄骨造だとか…
ほんとに、重量鉄骨造の規定をちゃんと決めてほしいです。規定があいまいなため、騙されているとは言えませんが、考えていたものとは違う建物を契約しているお施主様はいっぱいいると思います。
東日本大震災でも軽量鉄骨造の建物が半分に割れてしまった問題も公表されずにもみ消されちゃいました。大手住宅メーカーに安心感を求めている方も多いと思いますが、何か問題があったとき自動車メーカーのリコールのように住宅メーカーが対応したこと一度もありません。(僕の調べた限りでは・・・)でも、自動車のリコールのようなことは何度もありました。しかし、マスコミもいつの間にか報道しなくなり、もみ消されてしまいます。それでも大手なら安心ですか?
大手よりも地域に密着した会社を信用してもらえると自社にも声がかかることが増えるのかなと・・・。まあ、地域密着の会社でも怪しい会社はいっぱいあるので、一概には言えませんが・・・。(コーア建設は怪しくないですよ)
地震や津波が不安で重量鉄骨造に興味がある方、住宅メーカーだけでなく自社にもご相談ください。
本物の重量鉄骨造をご紹介します。
2013年03月14日
2013年03月01日
建築会社選びについて
個人的な意見になるため、“コーアのひとりごと”に回答を書かせていただきます。
質問の内容は、
「建築業者をどのように選んだらいいかわかりません。いつもコーアのブログを読ませていただいていますが、もし、記事を書いている方が、建築業者を選ぶ場合どのようなことを注意しますか?」
というような質問でした。もちろん、コーア建設を選んでください。(笑)と回答しましたが、自社で施工できる地域でなかったため、残念ながらコーア建設は選ばれませんでしたが、その方への回答をご紹介します。
ぼくが、建築会社を選ぶとしたら注意することは、
1.説明に来た業者の方が、建築の資格を持っていること。建築士で、その家の設計した人ならばさらに望ましい。
住宅メーカーなど(少し大きい建設会社ならそうかもしれませんが)は、営業マンが、住宅の説明に来ますが、
その営業マンは、建築の資格を持っていないことが多いです。なぜ、家を新築するのに資格も持っていない人に説明されて
契約してしまうのかわかりません。資格がないということは、お施主さんと同じく建築の素人です。何千万円もの大きな契約をするのに、素人 に説明されても・・・。
2.契約時、説明をした建築士が、工事にも携わっているかどうか。
これは、1にも関係しますが、契約までは営業マンだけで、契約後工事施工の段階では全く違う人たちが施工をする会社です。確かに、図面 などで建物の仕様などを決定していますが、細かい部分は、素人の方には理解できないのではないでしょうか?また、言葉のニュアンスな ど、打ち合わせに携わっていないと伝わらないこともたくさんあるからです。
3.住宅メーカーのように、工事の施工を地元の工務店。・大工などに丸投げする会社。
問題外ですよね。でも、住宅メーカーでは、けっこうあります。
4.建築会社の事務所が賃貸事務所の会社。
これは会社の経営内容にもよりますが、その地域に密着していない可能性があるのと、いつでも会社を畳んでいなくなってしまう可能性が高 いからです。以前、〇マホームなどは、全国に落下傘式に営業所を作り、安い価格を売りにその地域で問題ある建物を建て、
問題が発覚すると営業所ごとなくなるということをしていたそうです。
いまは、名前が売れすぎてできないでしょうが・・・。
5.低コスト住宅を売りにしている会社。
4に出てきた会社もそうですが、CMなどで坪24.5万円~などと宣伝していますが、その価格に仮設(足場など)費用や、
産廃処理費用、確認申請費用、工事管理費用、屋外排水工事費用などは含まれていません。広告などを見てください
小さな字でどこかに書かれいます。建物の坪単価の定義がないため、騙しているとは言えませんが、安い価格で人を引き付けて、後で追加 工事として高額の請求をするのが見え見えです。また、住宅工事を請け負っているのならば、最低限
住める状態までが契約ではないでしょうか?
6.都合の悪いことは説明しない会社
ほとんどの会社がこれには当てはまってしまうと思います。営業という意味からして、都合の悪いことは、お客さんの意見を
否定することになりかねないため、説明するのはかなり難しいと思います。でも、都合の悪いことをちゃんと説明してくれる会社があれば、
いい建設会社かもしれません。
と、まあ僕の個人的な意見ですが、上記のとおりです。
まだまだあるかもしれませんが、とりあえず思いついたことを書かせていただきました。
2013年02月15日
お施主様のこだわり~オーブン編~
お菓子づくりの得意な奥様から「海外製のオーブンを入れてほしい」とのご要望
お応えしました。
メーカーを教えていただき、取り寄せ、施工いたしました。
海外製の大きなオーブン、存在感があります。
お施主様にも喜んでいただけました。
2013年01月04日
重量鉄骨造の住宅についてのひとりごと
年末に来年新築予定のお客様と打ち合わせをしました。
そのお客様は、3階建て重量鉄骨造の住宅を希望していて、その話の中で、友達が大手住宅メーカーと契約して、重量鉄骨造の家を新築中だという話を伺いました。
そのお客様にも話しましたが、基本的に住宅メーカーで重量鉄骨造の住宅を新築する会社はないと思ってもらったほうがいいと思います。
というといろいろ反論されることもあると思いますが、自社ブログで紹介している重量鉄骨ラーメン構造の住宅ではないということです。
重量鉄骨造の規定が鋼材の厚さが6mm以上(固定資産評価基準では4.5mm以上)としかなく、曖昧なため、ラーメン構造でなく、ブレス構造(ピン構造)でも鋼材の厚ささえあれば重量鉄骨造という住宅メーカーが多々あるため、区分・区別が一般の方々には全くわからないと思います。
それでいて、価格に関しては鉄骨造という謳い文句でものすごく高額な金額になります。軽量鉄骨造の話の中でも何度も書いていますが、ブレス構造(ピン構造)では、木造と変わらない構造です。
部材が木から鉄に変わっているだけだと思ってもらえればいいと思います。強度的に鉄のほうが強いですが、鋼材と鋼材のジョイント(つなぎ目)を部材と同じ強度以上を保つ剛接合(ラーメン構造の接合方法)と部材の強度ではなく、ブレス(筋違など)で建物の強度を保つピン接合では、部材の強度の強い鉄骨の良さを生かしていないと思います。まして、木造と同じように柱のスパン(間隔)を大きくできないため大空間にもできず、建物の強度の面でも、基礎は木造と同じベタ基礎では高額なだけで鉄骨の良さをなにも生かしていません。
たくさんの方々が強い建物、特に鉄骨造に興味を持っていただけていることにはうれしく思っていますが、木造よりも強い建物を求めて、高額な鉄骨造をお考えならば、重量鉄骨ラーメン構造の住宅を建てましょう。
ピン構造で、基礎が埋め込み深さ30cmぐらいのベタ基礎で上屋が鉄骨でも高いお金を払うほど強度が強いと思えないです。
少し話は変わりますが、地震に無傷で大人気の住宅メーカーも基礎は木造とほとんど変わりません。なのにそんなに強いのでしょうか?地震に無傷にも疑問がいっぱいで阪神大震災のときにも、おととしの地震でも、地震に無傷の会社の当て物のは、現地に建っていないのではないかと思います。WPC工法という同じ工法の建物はあったようですが、決してその会社が建てた建物ではないですから。
特に、平成7年の阪神大震災当時、〇年住宅(当時静岡レ〇〇ハウス)は静岡県内の住宅メーカーでしかなかったようですし・・・。東北・北陸地方に展示場ができたのも去年ですし・・・。疑問は膨らみますよね。
まあ、上記記載がすべて事実ならば自社も地震に無傷の建物しか建てていませんよ。ガラス一枚割れていません。なにせ被災地で建物を建てたことないですから・・・。
真実は定かではないですが、一生に一度の大きな買い物です。よく調べてみましょう。
また、最近一番疑問に思っているのが、建物の新築の説明に営業マンだけで建築士が行かないことです。そして、住宅を建てようと思っている皆さんが、建築士でもない営業マン達の話を信じて契約してしまうことです。
一級建築士ではなくても、せめて設計の資格のある人に説明してもらってから契約しましょう。いままで新築工事をさせていただいたお客さんの中にも何人かいましたが、自社一級建築士が設計図の説明をすると、建築士が直接説明してくれるのですか?と言われました。設計した人間が説明するのが当たり前ではないですか?
まして、営業マンが住宅のプランを作って説明して契約なんて、素人が素人に説明して何千万円もする契約をしているのですよ。
資格がない営業マンは、お施主様と同じ素人です。ちゃんと建築士に説明してもらってから契約しましょう。
ここからは自社の宣伝ですが、本当に重量鉄骨造に興味のある方は、ぜひ一度自社に相談してください。
もちろん自社では、一級建築士が建物の説明をし、設計をして契約になります。また、自社で鉄骨の加工をするため、鉄骨の製品の管理も自社建築士が行っています。
静岡県東部で重量鉄骨を自社で加工し、重量鉄骨造の住宅を建てる建設会社はコーア建設だけです。
2012年11月16日
ひとりごと
またまた、勝手なひとり言を書かせていただきます。
ライブドアのブログの検索キーワードやリンク元を見ていると重量鉄骨造に興味を持っている方々がたくさんいることがわかります。鉄骨造というと重量鉄骨と軽量鉄骨にがありますが、ぼくたち一般的な建設業者内では鉄骨造と言えば重量鉄骨造のことです。軽量鉄骨造というのは、工場で前もって組み立てられた材料を現場で組み立てる工法で大量生産するための工法です。マッチ箱を重ねるかのように組み立てる工法です。
以前ブログでも書きましたが、軽量鉄骨のフレーム(骨組み)ブルドーザーを乗せたり、象を乗せたりしているCMがありましたが、単体のフレームならば問題ないだろうと思いますが、そのマッチ箱とマッチ箱の接合方法が問題あるのではないかと常々思っています。重量鉄骨ならば、完全溶け込み溶接という方法で材料と同じまたはそれ以上の強度で溶接することが可能ですが、軽量鉄骨(板厚4.5mm)では、完全溶け込み溶接はできません。また、住宅メーカーのCMなどで軽量鉄骨造での剛接合をうたっている工法がありますが、軽量鉄骨造で剛接合はできないと思います。ピン接合により、ブレス構造にすることが弱いわけではないです。木造は基本的にピン接合です。ただ、剛接合ではないのに、剛接合だと説明し、鉄骨造と言って重量鉄骨造のように強度があるようにCMして契約することが腑に落ちないです。住宅メーカーの軽量鉄骨造を高い金額で建てるのならば、断然木造の在来工法で建てたほうがいい建物が建つと僕は思います。
また、地震に強いを謳い文句にしている〇年住宅なんかも、上屋はどうかわかりませんが、地震に強い強いを言いながら、
基礎は木造在来工法と変わらないのが不思議です。それでいて、工事金額は、重量鉄骨造で建てるよりも断然高額になります。最近、自社の近くでも軽量鉄骨造で新築している住宅が目立ちます。それも、以前ブログで書いた3.11の地震で
家が半分に割れてしまったメーカーです。その後、ニュースにもならず、TVのCMもたくさん流れていましたが、マッチ箱とマッチ箱の接合方法の問題は解決したのでしょうか?いま、そのメーカーで家を建てている方々はそのメーカーの問題を知って契約しているのか疑問です。やはり、大手企業という名前に惹かれてしまうのか、営業マンの話術がうまいのかわかりませんが、住宅の新築を考えている方々、よく考えてみてください。住宅メーカーの営業マンって建築の資格を持っていないほうが多くないですか?それも若いお兄ちゃんたちばかり・・・。建築の経験もなく、資格もない営業マンの話術に乗って
契約し、思い通りの家が建たないのは不幸だと思います。大手の会社だから問題を起こさないと思っていませんか?
大手だからこそ、問題はもみ消されてしまうし(半分に割れたメーカーの問題も全く報道されません)、頑張って裁判になったとしても、いい家に住みたいという希望は達成されないと思います。よく考え、資格もない営業に乗せられて契約してしまうのは気をつけましょう。最低限、契約するまでに、建築士と話ができない会社は選ぶべきではないと思いますが・・・。
長々と書いてしまいましたが、ライブドアのブログの検索キーワードに軽量鉄骨について“剛接合できる”とか“柱の厚み”
“基礎は重量鉄骨と同じ”など気になるキーワードが多かったので書かせてもらいました。
また、前回のライブドアのブログの記事について質問があったので、どうして重量鉄骨造の知識がある建築関係者が少ないか、どうやって知識があるかどうかをどのようにして見分けたらいいかなど気が向いたら書きたいと思います。
2012年09月27日
ひとりごと お詫びと言い訳
”気分を害する方は、見ないでください。”は不適切ですかね?
こちらのひとり言では、自分勝手に無責任に書かせてもらっているので、こちらで書くべきでした。
ただ、あのような表現をした理由は、建築業界の関係者の閲覧が多い気がするからです。
(検索キーワードに一般の方が使わないような専門用語が多すぎます)
建築業界関係者に見るなというつもりはないですし、権利もないと思いますが、
ここ2,3年、明らかに自社の新築物件の外観を真似している業者がいます。
それも、隣りの市内の業者です。真似されることは、誇らしいことですが、もう少し遠くの地域の建築会社の建物や
雑誌に載っている建物を真似したらいかがでしょうか?ネットの世界もこれだけ発展してきているのだから・・・。
建物のデザインに特許などはないため、真似することが悪いとは言いませんが、狭い地域に同じような建物が集まるのも
気になります。また、自社のお客様は、メーカーなどの住宅や建売と違い、ご自分たちだけの家にこだわりをもってを建てている方が多いので、せめて静岡県東部周辺では真似されたくないです。確かに、自社の設計もほかの会社のいいものを真似したり、雑誌を見て真似したりしています。でも、近隣の建物をまねることはしないようにしているようです。
また、重量鉄骨造の内容も、一般の方のためになるべく専門用語を減らすよう心がけて書いています。
建築専門の方々には、当たり前のことだと思うのですが、施工方法や専門知識の質問が多いため、建築業界の方々は、
ご自分で専門の本などから勉強していただければなぁ~っと。また、先日のひとり言のように建築業界の方には
お聞き苦しいことを書くこともありますので、気分を害するときはご遠慮願いたいです。
ですが、一般の方々の質問は大歓迎です。自社の仕事を知ってもらうため、営業のためにブログを開設していますが、
一般の方の感想や疑問に思うことなどを知りたいというものホームページ、ブログを開設している理由でもあります。
こちらの方々は、遠慮せず質問してください。
2012年09月26日
ひとりごと
その方の話では、地盤調査(スウェーデン式サウンディング)結果、地盤の支持層が6m地中にあると言われ、杭工事の金額も含めて、仮契約をしたそうです。しかし、工事が近づくと、思ったより地盤がいいため、杭工事をせずに、基礎を大きくして建築すると説明され、金額は、杭工事を中止するが、基礎が大きくなるため減額できないと説明されたそうです。
まず、第一に地盤の支持層が地中6mにあるのに、杭工事なり、地盤改良工事(重量鉄骨造の場合は、一般的には柱状改良)をせずに重量鉄骨の建物を建てることはほぼ不可能だと思います。地盤調査の報告書を見せていただいたわけではないため、支持層が6mというのも本当なのかわかりませんが、重量鉄骨造ならば独立基礎であるため、埋め込み深さが木造に比べてかなり深いと言っても住宅の場合せいぜい1.0m~2mであり、支持層が6m下ならば基礎下4m分は地耐力のない地盤で支持することになります。また、直接、建設会社の話を聞いたわけではないため、正しいかわかりませんが、重量鉄骨造なのにベタ基礎を採用するような話もあったみたいです。また、地盤保険を付けるから大丈夫と言われたそうですが、保証期間は10年間ですし、わざわざ保険使うから危ないことをしようというのも変な話だと思います。
ただ、地盤保障がされる保険に入れるということになるとまた話がちょっと変わってきて、保険に入るためには、検査などもあるため、いい加減なことはできません。では、なにかというと、疑ってしまうのは地盤調査の結果です。杭工事を見積もりして金額を多く契約し、杭工事を中止し、ほかの工事に費用が掛かるため減額はしないとなると、本当は、もともと地盤は良かったのではないかと、そして、杭工事分の金額を多く請求するために杭工事が必要だと言っておいて、杭工事はせずにお金だけいただきましょう。という筋書きに思えてきてしまいます。工事金額を減額しないのであれば、見積もり通り杭工事をすればいいと思います。何が真実なのかはわかりません。もしかしたら、杭工事ではなく柱状改良工事に変更したいということなのかもしれません。でも、施主がわかるように説明する義務があると思います。これから何十年も住む家ですし、一生で一番大きな買い物なのだから。また、説明ができず、誤解を招いているのであれば、きっと建築の資格も知識もない営業マンが説明しているのでしょう。そんな会社で大事な家を建てていいのでしょうか?
この方が、どのような結論を出すかわかりません。自社で建てるかどうかは別にして地盤調査の結果をもって相談に来てくださいと言いましたが、仮契約も解除できる場合もあります。よく考えてから契約に進んでください。
以前、ブログに書きましたが、自社で1年かけてプランを作り、契約寸前でほかの会社で家を建てることにした方の話を書きましたが、その家を最近外から見させてもらいました。3階に水回り(キッチン、お風呂など)がない。なぜなんだろう?あんなにこだわっていたのに、結局、水が3階まで上がらないとか理由をつけられてプランを変えられてしまったのではないでしょうか?3階に水回りをなくすだけでどれだけ金額を減額することができるか、また、キッチン、お風呂も2か所つけていたのにどうなったのでしょう?それで見積もりを比べて相手の会社のほうが安いからでは納得できません。あの時は、負け惜しみと言いましたが、作る家が違えば、金額は違います。見積もりを比べるもの一般の方には難しいと思います。
杭工事の話もそうですが、契約してしまってから、追加工事などで金額を増やしたり、工事内容や建物の仕様を変えて安く工事したり(お客さんの支払金額はそのままで)すべてとは言いませんが、住宅メーカーを含めていろんなことをします。一般の方にはわからないことばかりでしょう。とくに、重量鉄骨造に関しては、建設にかかわっている人でもわかっていない人が多いです。まして、建設会社や、住宅メーカーの営業マンにわかっている人など皆無です。騙されないためにも、重量鉄骨造で建物を建てようとお考えの時には、ぜひ一度自社にご相談いただけませんか?何度も書いていますが、鉄骨加工の自社工場を持ち、自社で加工をし、建て方まで自社社員で工事をする建設会社は静岡県東部には自社以外ないと思います。自社で建てることにならなくても、お客さんが損することはないと思います。すべてとは言いませんが、家を建てて不幸になる方をひとりでも減らしたいです。重量鉄骨造だけでなく、木造のことでも気軽にご相談ください。
2012年08月30日
2012年07月27日
住宅ローンについて
日頃疑問に思っていることを聞いて驚いたので、こんな話もありますよ程度に独り言を聞いていただけたら
と思います。
先日、1年打ち合わせをしてきた物件を他社にとられてしまった話をしましたが、住宅メーカーやほかの建設会社は
打ち合わせなどをどのようにしているのか、契約に至るまでの打ち合わせや資料などをどこまで行い
作成するのか、住宅ローンを担当する銀行3社の銀行員に聞いてみました。
すると、契約前には、資金計画表など簡単な書式で金額を提示し、また建物のプランなども、とりあえず
大まかに決めて契約してから、見積書の明細や図面の打ち合わせになるようです。
自社では、何度も打ち合わせをして、図面を書いて提出して、ほぼ理想通りのプランになってから見積もりをし、
契約に至るようにしてきましたが、ほかの建設会社は契約ありきで進むようです。
その方法では、追加金額が多額になるのでは?と質問すると住宅ローンの融資金額から2~3割追加金額
が増えるのは当たり前だそうです。驚きました。住宅を2000万円で発注すると400万円から600万円追加に
なるらしいのです。特に住宅メーカーでは、住宅ローンの限度額を超えると住宅メーカーの小会社が
追加金額を融資して2重ローンになってしまうこともあるそうです。
自社では、新築工事で追加工事の金額が2割増額することなどありえません。当然、お客様の希望で仕様の変更をして
金額が増えることはありますが、2~3割増額するほどの無計画な見積もりって・・・。
やはり、お客様との打ち合わせなどをせずに見積もりし、契約後に変更・変更で金額を増やしていくのでしょう。
話をした各銀行員にも言われましたが、自社の営業の仕方はまじめすぎるのでしょう。また、銀行に言わせると
商売がヘタすぎるそうです。気になるのは、先ほど話したほかの建設会社で契約した方です。見積もり金額を
比べたときは自社のは高かったかもしれませんが、最後に支払う金額は2~3割も増えていたら、
自社の金額との比較は全く無意味ですね。
どこかの住宅メーカーのよくわからないCMのように適正価格で家を買おうとは言いません。
住宅は、住む人の生活に合わせて作るべきだし、すべてオーダーメイドなので適正価格は物件ごと違いすぎ
なかなかわからないものです。それよりも、確かに、商売はヘタかもしれませんが、限られた予算の中で
お客様の希望する建物を実現させることが大事だと思います。
すべての人が100%満足いく家を建てられるだけの予算を払えるわけではないので、自社では
家を建てるにあたり、一か所お気に入りの場所を作れるようにお勧めします。お風呂でもキッチンでも
狭くても自分の書斎にこだわる方もいます。お気に入りの場所を作ることができれば、家を建てて後悔することはないのではないかと思います。
一生に一度の一番大きな買い物です。ちゃんと打ち合わせをして、予算のなかに収まる納得いく住宅を
建てられるといいですね。自社は、たくさんの方からお声を掛けていただけるよう頑張ります。
また、住宅を建て替えの方には朗報です。沼津市原にコーア建設第二ビルを購入しました。
2階・3階は仮住まいとして無料でお貸しいたします。興味のある方はご連絡ください。
2012年07月27日
自然災害について
九州北部の豪雨による災害の様子をニュースで見ていて、改めて自然災害は怖いなぁ~と実感しました。
去年の東北の地震により、地震と津波にばかりが話題になり、台風や竜巻もとても恐ろしいものだと
思い知らされた思いです。
仕事上、土地探しの相談などを受けますが、最近は、津波が怖いので海から遠い土地を探してほしいという
要望が圧倒的に多く、土地の価格にも表れています。
しかし、今回の豪雨による被害や5月上旬に茨城県などで起きた竜巻の被害を考えると津波だけを考えて
高台に家を建てるのも問題があるのではないかと考えてしまいます。
豪雨などによる地滑りのほうが怖いんじゃないかと・・・。また、最近では、富士山の噴火もささやかれています。
頻度から考えれば、大地震による津波の発生より、台風などによる地滑りなどのほうが多く起こっているのではないかと・・・。
地震による津波から命を守るためには、少しでも高いところに家を建てるべきでしょう。しかし、災害は地震だけでは
ありません。
あくまでも、個人の見解ですが、来るかどうかわからない津波の被害を恐れて、土地の価格が高騰している
高台に土地を求めるよりも、地滑りなどがない平野で(少なくても川のそばではなく)価格が安い土地を探すという選択肢もあるのではないでしょうか?
さらに、地震に強い建物を、そして津波に流されない建物を建てるという選択肢もあるのではないでしょうか?
津波の被害写真などを見ていると、周りの建物は流されてしまったのに、重量鉄骨造の建物は、躯体(柱・梁など)が
流されていないものが目に映ります。確かに、壁が流されて人命が助かるのかと言われるかもしれませんが、津波に
流されてしまうより、流されずに留まっていられるほうが助かる可能性はあるのではないでしょうか?
さらに、3階以上の階の外壁まで流されている建物も少ないように映りました。流されている建物のありましたが・・・。
最近、自然災害が多く、それも多種に亘っていることから、こんな発想をしました。建物を建てることは、人命を守ること
であり、生活を守ることです。地震だけを考えても、洪水で流されては元も子もありません。
住宅メーカーも、報道も地震による津波のことばかりが気にかけられ、ほかの災害に目がいかない今の状況に違和感を
覚え、こんな独り言を書いてみました。
こんなことも考えながら、建物を設計し、施工している会社ですが興味のある方はご連絡ください。